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東京インソムニア イメージノベル最終回!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

今週のアルパカコネクトblogは、都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』のワールドディレクター(WD)をつとめる弊社の狸穴醒による『東京インソムニア』イメージノベル「出口、なし」第4話、最終回です!

前回《ナイトメア》と呼ばれる悪夢の世界に侵入したレイジと東尾しづの冒険の結末は? ぜひ最後までお楽しみください!

東京インソムニアイメージノベル『出口、なし』第1回
東京インソムニアイメージノベル『出口、なし』第2回
東京インソムニアイメージノベル『出口、なし』第3回

▼都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』公式サイト


レイジ(イラスト:倉津
東尾しづ(イラスト:れんた
●出口、なし(4) ●
 レイジとしづは悪夢の世界を全力で走った。いったい床は何の材質でできているものか、足音がかんかんと響く。
 背後を振り向くと、獣のような人のような異様な形の影たちが回廊を滑るように追ってくるのが目に入った。視界に入る限り、ゴーントは追手に加わっていないようだが――
「くっ、邪魔くさいね!」
 しづが立ち止まった。素早く反転し、大きく両腕を開く。
 左手に、銀色に輝く三日月形の物体が現れた。
 しづの身長ほどもあるそれを彼女は身体の前に立て、三日月の端と端の間の何もない空間に右手を添えると、手前に引く――ちょうど、弓の弦を引くように。
 しづの猫耳と尾が、ぴんと立てられる。
「悪霊退散ッ!」
 空気が揺れた。
 見えない矢に貫かれ、追ってきている夢魔たちの先頭の者が弾き飛ばされる。彼らは同類に踏みしだかれてすぐに見えなくなった。
 しかし、残りの夢魔はそのまま疾走を続ける。しづは虚空の弓を消すと再び走り出し、ほどなくレイジに並ぶ。
「効いてはいるが……」
「一体ずつじゃ埒が明かねーぞ!」
「うるさいね、あたしはこれしかできないんだよ!」
 しづが苦々しそうに言う。ナイトメア内での戦闘能力にはダイバーによって大きく個人差がある。能力の高低も、得意分野も千差万別だ。
「お前さんは戦いの役には立たないしねえ……」
「ほっとけ! いざとなりゃオーナーごと脱出はできるっての」
「だが、それじゃあ解決にはならん!」
 しづの言う通りだった。
「手に負えそうにないというからあたしが来てやったんだ。その読みは正しかった。ゴーントまでい…

東京インソムニア イメージノベル第3回!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

現在アルパカコネクトでは、クローズドβテストを実施中です! 志願してくださったプレイヤーさんとマスターさんにご協力いただき、実際のシナリオ運用を行いながら、システムやUIのチェックを行っております。

さてそんな中、本日のアルパカコネクトblogは、都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』のワールドディレクター(WD)をつとめる弊社の狸穴醒による『東京インソムニア』イメージノベル「出口、なし」第3話をお届けします。公式NPCのレイジ東尾しづが活躍する物語を、引き続きお楽しみください!

東京インソムニアイメージノベル『出口、なし』第1回
東京インソムニアイメージノベル『出口、なし』第2回

▼都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』公式サイト


レイジ(イラスト:倉津
東尾しづ(イラスト:れんた
●出口、なし(3) ●
 ぬるい夜気の向こうから潮の匂いが漂ってくる。天を衝かんばかりに建ち並ぶ高層マンション群も窓の灯りの大半が消え、航空障害灯だけをともしたシルエットを灰色の夜空に浮かび上がらせていた。
 きれいに舗装された道の両側には深夜にも関わらず街灯が煌々と輝いている。区画整備されたこの一帯は、清潔さと秩序において都内でも有数のエリアだ。
 だが、死角がないわけではない。建物の陰、街灯の足元、公園の茂み。目を凝らせば、そこここに闇が凝っている。
 およそ、この世に闇のない場所などない。現代においてそれが駆逐されたように見えるのは、ただ皆が目を逸らしているだけなのだ。
 高層マンションの谷間で、闇が蠢いた。マンションに付属したごみ保管用の小屋、その陰に淀んだ黒っぽい塊が、ほとんど一体化していた壁からちぎれ、縦に細長い姿をゆらりと現す。
「よう。いい夜だな」
 場違いな声に、影は文字通り飛び上がった。掌に収まるほどの小さなものが、かしゃんと音を立てて地面へ転がる。
「へえ、いいもん持ってるじゃねえか」
「――!」
 金髪を黒いパーカーのフードに押し込めたレイジが、足元に落ちたスマートフォンに手を伸ばす。と、ごみ保管小屋の蔭に隠れていた先客が彼に掴みかかってきた。
「か、か、返せ……!」
「おっと」
 体力には自信のないレイジだが、相手は明らかに素人だった。軽くかわして逆に相手の手首を掴む。
「ひっ」
「なあ、こん…

クローズドβテスト『ゴブリンコネクト』開始!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

新型コロナウイルス感染症の影響により、本年4月を予定していたアルパカコネクトのサービスの開始にも遅れが生じておりましたが、いよいよ6月20日よりクローズドβテストを開始しております!

そこで今回のアルパカコネクトblogでは、クローズドβテストの状況と、今後の予定についてお知らせしたいと思います。

●クローズドβテストについて
※画面は開発中のものです

現在、抽選の結果クローズドβテスターに選ばれたプレイヤーの皆さまと、アルパカコネクトのマスター試験に合格した上で志願してくださったマスターの皆さまにより、クローズドβテストとして、ワールド『ゴブリンコネクト』を運用中です。

まだ未実装の機能も多いのですが、PBWのキモとなりますシナリオ機能を中心に、マスターの皆さまが作成した実際のシナリオを用いて、テストに参加していただいている状況です。

なお、クローズドβテストのご案内メールが迷惑メールフォルダに入ってしまう現象を報告いただいております。本年2月~3月に実施した『クローズドβテスト事前譚』に参加くださった方は全員参加資格をお持ちですので、対象の方でまだご案内メールが来ていないという方は、迷惑メールフォルダもご確認ください。それでも見つからない場合、お手数ですがお問い合わせください。

▼参考:【クローズドβテスト】参加者募集のお知らせ
※クローズドβテスターの募集は終了いたしました。

●今後の予定 今後の予定は以下の通りとなっております。
クローズドβテスト 2020年6月20日(土)~2020年7月22日(水) ※シナリオリリース期間:6/25~7/107月下旬 アーリーアクセス開始7月末~8月上旬 正式サービススタート クローズドβテストの結果を受けてシステムの調整作業を行うため、アーリーアクセスおよび正式サービスの開始につきましてはまだ具体的な日付が出せず、申し訳ございません。
楽しみにしてくださっている皆さまには今しばらくお待ちいただいてしまいますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

●おわりに 今回は、クローズドβテストの状況と今後の予定についてお知らせいたしました。
アルパカコネクトblogでは引き続きアルパカコネクトのサービスやPBWの情報を発信していきますので、更新した際にはご覧になっていただけ…

東京インソムニア イメージノベル第2回!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

今回のアルパカコネクトblogは、前回の記事でお知らせいたしました通り、都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』のワールドディレクター(WD)をつとめる弊社の狸穴醒による『東京インソムニア』イメージノベル「出口、なし」第2話をお届けします。

イメージノベルは全4回の連載となる予定です。公式NPCのレイジ東尾しづが活躍する物語を、ぜひお楽しみください。

▼都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』公式サイト


レイジ(イラスト:倉津
東尾しづ(イラスト:れんた
●出口、なし(2) ●
 目当ての学校は、山手線の駅からオフィス街を抜けた先にあった。道路に面した校舎はしゃれたオフィスビルのような風情だ。下校時刻を過ぎ、上品な制服姿の少女たちが続々と門を出てくる。
 路上駐車のトラックの陰から校門の様子をうかがうレイジは、ターゲットの現れるまでの間と思いスマホを取り出した。
 立ち上げたアプリは《spouter(スポーター)》。東京限定のSNSだ。レイジは特殊な認証コードを入力してから、検索窓にキーワードを入れた。
(わりと多いな)
《spouter》の画面に表示されているのは、古今のさまざまな事件の情報。特に侵蝕の可能性が高いものについては、それとわかるアイコンがついていた。
(閉じ込められるって怪異は結構あるっぽいけど……やっぱり今回の情報は上がってきてねえか)
 そのとき、校門から出てきた生徒のグループがあった。
(おっ、あれか?)
 友達らしきふたりに挟まれたすらりと背の高い少女。やや古風さを感じる整った顔立ち。しづから受け取った写真データと同じ顔――篠ノ井楓だ。
 レイジが横断歩道を渡る間に、三人組の少女は駅方面へ歩き出している。適度な距離を置き、レイジは追跡を開始した。
 篠ノ井楓は長い髪をなびかせ左右の少女と楽しそうに会話しているが、どことなく「従えている」雰囲気が漂うのは、彼女のまとう風格のせいか。
(末は女社長の地位が約束されてるってか。ったく、異世界すぎるぜ)
 お嬢様たちは、多分にやっかみの含まれた視線を向けるレイジに気づいた様子もない。
(さて、どこでどうやって接触するか)
 思案しながら三人を追ううちに、駅が見えてきた。レイジの前で少女たちはひょいと進路を変えると、コンビニに入る。
(…

東京インソムニア イメージノベル第1回!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。今回のアルパカコネクトblogでは、都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』の情報をお届けします。

これまでにも何度か『東京インソムニア』の世界観情報をお伝えしてきましたが、現代ものだからこそ、雰囲気を把握し切れていないと感じている人がいるかもしれません。また、ホラーテイストの伝奇ものといっても幅があります。実際にどんな内容なのか知りたい方もいるでしょう。

世界観を掴むには、やっぱり物語が一番です。そこで今回は『東京インソムニア』のワールドディレクター(WD)をつとめる弊社の狸穴醒によるイメージノベルをお届けします!

イメージノベルは全4回の連載となる予定です。公式NPCのレイジ東尾しづが活躍する物語を、ぜひお楽しみください。

▼都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』公式サイト

レイジ(イラスト:倉津
東尾しづ(イラスト:れんた

●出口、なし(1) ●
 きみの存在は奇跡だ。
 きみは僕の知っている女たちとは違っていた。穢れを知らず、いたずらに騒ぐこともなく、群れることもない。
 そんなきみが、どんなアイドルやモデルでもかなわない眩しい微笑みを浮かべて、僕を見てくれた。
 それどころか優しく声をかけて、そっと手に触れてくれたのだ。
 ああ、美しいきみの姿を、ずっと留めておくことができたなら、僕はどんな代償でも払うだろう。

 どうか、どこへも行かないで、僕のアリス。



 ――高級タワマンの怪! 消えた三百人超の住民は今どこに――
 扇情的な文字が、紙面に踊る。
 見出しに続く記事は、都心部のマンションで十年ほど前に発生した未解決事件の顛末を伝えていた。いわく、高級マンション《リバーサイドレジデンス》が、入居の始まった一週間後に一夜にして無人になった、と。
(くっだらねえ)
 男は内心で毒づいた。彼は脱色した髪をかきあげ、三白眼をすがめた不機嫌な表情のまま《喫茶ウルタール》という文字の消えかかったカップに口をつける。珈琲はすっかり冷めていた。
(ったく、婆さんはいつになったら来んだよ)
 店内を見渡せば、広々とした喫茶店の席は七割がた埋まっていた。古ぼけたビロード風の赤い絨毯、埃をかぶったシャンデリア。平日の午後のことで、西新宿という場所柄スーツのサラリーマンの姿が多い。しかし寝巻かというようなジャー…

アニエピカ地域紹介:辺境都市群

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

今回もアルパカコネクトblogでは『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の設定情報をお伝えします。本日はこれまでと少し趣向を変え、辺境都市群を紹介します!

辺境都市群は特定の種族に結びついているわけではありませんが、ファンタジーらしい神秘的な特徴を持っています。ロマンあふれる辺境都市群について、ぜひご覧ください!

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト

●辺境都市群 特徴 ロスガリア大陸北東の通称『辺境』に位置する都市国家群。その殆どがイェルノー荒野と呼ばれる広大な荒野に存在している。

地勢的に安定した農作物の収穫が困難であったことから、他の地方に比べ大都市と呼べるほどに発展できた都市はほとんど見受けられない。では、なぜこのような土地に都市国家が存在するかといえば――その理由は、この土地にある都市群が、この大陸において最も古い都市群であるから、とされている。そして、存続することができたのは、ひとえにクリエスター山脈にドワーフ王国があるから、と言えよう。

一部の開明的な都市を除いて、古都市領域と称されるほど辺境都市の町並みは古い。材質も、経年劣化が激しく補修を繰り返している現状である。しかし、その区画は整理されており、地下水源の利用や「下水道」が存在するなど、その町並みに比して衛生的かつ効率的な設計思想のもと、そして、高度な技術力によって構築された都市が多い。

実物以外に一切の記録が残っていないため、その技術的・思想的背景は明らかになっていないが、記録的価値や、研究対象、技術者の育成などの面でこれらの辺境都市の価値は高く評価されている。

こういった歴史的背景や、土地によってエーテルに大きな『ムラ』が存在することから技術者、研究者、芸術家、発明家などの人種が各都市に多く集まっている。それ故にか同じく技術系国家と言えるドワーフ王国との関わりも深く、ドワーフ王国は辺境都市に対する侵略を頑として拒む姿勢を各国に対して見せている。

同地域にある有名な都市として、大迷宮を抱える『迷宮都市エドゥノーグ』『学術都市 ヴェルクリエ』が挙がるほか、『シャルガネ居住区』と呼ばれる、黒髪の人種が住まう土地も広く知られている。

地勢・気候 大陸北東部は雨は少なく、全体…

アニエピカ地域紹介:フィルエス大森林

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

今回もアルパカコネクトblogでは『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の設定情報をお伝えします。本日のテーマは、エルフたちの暮らす土地であるフィルエス大森林です!

ファンタジーでは定番種族であるエルフ『AnnihEpica(アニエピカ)』でも、尖った耳の美しい外見を持ち、自然と調和して暮らし、少し閉鎖的な性質というおなじみの設定になっています。
それではさっそく、そんなエルフたちの暮らす環境をご紹介しましょう。

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト

エルフ(イラスト:MUGI

●フィルエス大森林 特徴 大陸西部フィルエス大森林はかつて魔の樹海であった大地である。大森林中北部の『世界樹』と呼ばれる大樹が、大型級クリーパー『混沌の残滓たる大腐樹』とその眷属に寄生された結果エーテルが変質し、樹海になってしまった。

かの地を開拓し、魔性の気質を緩和することに成功したのが開拓時代のエルフたちであり、彼らの並々ならぬ努力によって樹海はエルフの過ごしやすい森林へと変容し、エルフは恒久の棲家を手に入れた(何より、粗野で鉱石なんぞを求めて木々を切り倒していたドワーフ連中の姿を見かけないのも、大森林の利点であった)。

フィルエス大森林のエルフ達は入植当時から存在する『アエリゼル(湖水)』『ロスラバ(樹花)』『ルイン(灰火)』『メイルアイレ(聖鳥)』『リシルド(夜天)』の五氏族を源流とし、以降、エルフたちの領域の拡大や、外界に旅立ち、森に戻った者たちが新たな氏族を起こすなどによりたくさんの氏族が存在している。

各氏族の長が合議によって意見を出し合い、ときに長老が助言を述べる。速断には向かないものの、もとより外部からの干渉を拒む同地域にとっては大きな支障を来たすことはなかったようだ。

各氏族の多くは、『ハイアルヴ』と呼ばれる霊的存在を頂いている。これは、『世界樹』を取り戻す戦いの中でみられた様々な逸話に由来しており、森の意思の代弁者としてエルフの信仰対象の一つとなっている。その姿や存在の描かれ方、受け入れられ方は氏族ごとに異なるが、『ハイアルヴ』と交感することができた者は『覡』・『巫女』として氏族の方針決定のキーパーソンとして扱われている。

ここに住まうエルフ…

アニエピカ地域紹介:ディズル大湿地帯

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の設定情報を連日公開したゴールデンウィーク企画GWはアニエピカ!、皆さまご覧いただけましたでしょうか? 企画は終了しましたが、同ワールドの情報はまだまだたくさんあります!

そこで引き続き、未発表の地域情報を公開! 今回はリザードマンの居住地である「ディズル大湿地帯」についてお伝えします。キャラクター作成はもちろん、シナリオの準備や受注の準備にも、ぜひお役立てください。

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト


リザードマン(イラスト:赤岸K) ●ディズル大湿地帯 特徴 ロスガリア大陸西部の「ディズル大湿地帯」。通称、「死の沼」とも呼ばれているこの土地は、神代の時代よりリザードマンたちの住まう土地である。正確には、天に溶けし征竜に切なる願いを叶えてもらいリザードマンとなる以前――蜥蜴の身であった頃よりこの土地で暮らしている。

リザードマンたちにとっては良き修行の場である湿地帯についた「死の沼」という通称は、ここに採集や素材収集に訪れる人々によって名付けられたものである。
発生するクリーパーの数は多く、また、原生生物もそれに適応してか凶悪な性質を有するものが多い。
リザードマンたちにとっては修業の場として望ましい環境であっても、そこを訪れる人々にとっては死の危険と隣合わせの場所なのだ。

もちろん、リザードマンたちにとっても危険な土地であることは変わらず、彼らは比較的安全な領域を拠点に数多の部族にわかれ、日々それらの「敵」――時としてリザードマンを含めた他の人類――との闘争に明け暮れている。

闘争に至らないような些細なトラブルや、未解決事件などはリザードマンの“爪に掛からぬ”ことも多く、流れの冒険者に依頼を出すこともあるが、概して危険の伴う依頼になるため、人気が高いとは言い難い。

なお、ディズル大湿地帯には二種、超凶悪な存在として認識されている生物がいる。《泥血啜る月吸蟲》《雲霞鳥》。前者はクリーパーで、後者は原生動物であるが、この二種の生物の対応のため、リザードマンは幾度も絶滅に瀕することとなった。

地勢・気候 海岸に接している領域は汽水、それ以外の湿地は多くが淡水によって冠水している。冠水の程度や生物の分布…

東京インソムニアのキャラ作成情報を公開!

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。

先週末まで実施しておりましたゴールデンウィーク企画GWはアニエピカ!はお楽しみいただけましたでしょうか? 『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の世界観情報をたっぷり掲載していますので、まだご覧になっていない方はぜひチェックしてみてください!

さて今回のアルパカコネクトblogは、『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』と同時のリリースを予定している都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』の情報をお届けします。

『東京インソムニア』はお伝えしている情報が『AnnihEpica(アニエピカ)』に比べてまだ少ないので、「どんなキャラクターが作れるの?」など、疑問に思っている方も多いかもしれません。

今回はプレイヤーキャラクターの主要要素「行」「型」をご紹介しますので、ぜひキャラクター作成の参考にしてみてください!

▼都市型現代伝奇ノベルPBW『東京インソムニア』公式サイト

●「行」と「型」による『東京インソムニア』のキャラメイク『東京インソムニア』は、現代の東京に生きるキャラクターたちが、現実の《侵蝕》を阻止しようとするPBWです。プレイヤーキャラクターは夢を渡る能力を持つドリームダイバーとなって悪夢(ナイトメア)に侵入し、夜鬼(ゴーント)などの異界の存在と戦います。

『東京インソムニア』の世界観については、以前公開した記事もぜひご覧ください!
▼PBWワールド1追加情報! 世界観情報を発表

『東京インソムニア』のプレイヤーキャラクターの能力は「」「」「ソウルタイプ」および「戦闘スキル」「一般スキル」によって決定されます。
一般的なファンタジー世界でいうと、「行」は「種族」に、「型」は「クラス」に相当すると考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
基礎的な能力を決定する「行」 「行」はキャラクターのドリームダイブ中の基礎的な能力を決定します。
以下の5種類があります。
木行 迷い、混沌、錯綜する力を象徴する。行固有スキルは妨害型。
火行 怒り、攻撃、拡散する力を象徴する。行固有スキルは攻撃型。
土行 信念、防御、停滞する力を象徴する。行固有スキルは防御型。
金行 秩序、思考、収束する力を象徴する。行固有スキルは特殊型。
水行 生命、感情、循環する力を象徴する。行固有スキルは回復…

【GW企画】国紹介:エラトゥーン都市同盟

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。ゴールデンウィーク中の休日に『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の情報を連日公開する「GWはアニエピカ!」企画も、いよいよ本日がラストとなりました!

最後を飾るのは3大国家のひとつ「エラトゥーン都市同盟」! 国家というニュアンスとは少し異なる地域ですが、冒険者たちの拠点となる都市「リブラネスタ」を擁し、NPCもハーフリングの「ポピー」やドワーフの「ヴィンダールヴル」など、商才や技術自慢の個性的な面々が揃う面白い土地柄です。

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト


【冒険者思いの】ポピー(イラスト:晴(Sei)
【神匠】ヴィンダールヴル(イラスト:嘉家) ●エラトゥーン都市同盟 特徴 ロスガリア大陸東部に存在する数多の都市国家が同盟を結び形成された、巨大な通商圏ともいうべき領域。海洋運河などの地勢、陸運・海運に裏打ちされた経済力、支配領域の広さから、都市同盟という立ち位置ながら三大国に数えられるようになった。

大陸の人類史において最も長い戦争とされる《三百年戦争》の中で経済的に台頭した者たちが能動的に治世に関わるようになり、戦争終結とともに合理性に基づく意思決定組織――国家理性とも呼ぶべきもの――を形成したことが興りで、以降、“三大国”としての均衡を保ちながら、大陸の平和と同盟の文化的・経済的成長に邁進してきた。

都市同盟の政治形態はロスガリア大陸では珍しい合議制である。各都市――彩り豊かな、様々な個性を有した都市――の代表が日夜駆け引きを行いながらも、最終的には都市国家同盟全体の利益になるように落ち着く、極めて“理性的”な評議会である。そのためであれば諸外国はおろか、同盟内部の都市国家が不利益を被ることも厭わない。

評議会のメンバーには有力都市の代表が選ばれることになるが、その中で最も存在感を有しているのが、最新の湾港施設を有し、開明的で、経済的にも最も優れたリブラネスタであろう。リブラネスタは大陸全土を見渡しても最優の呼び声の高い都市であるがゆえに、評議会においても、そして、大陸においても調整役として機能している。そうすることが、リブラネスタにとって最も利益につながるからである。

地勢・気候 都市同盟は大きく分けて、海洋に面した土地と、フェ…

【GW企画】国紹介:シルトラース帝国

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。2日間の平日を挟みましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、GW企画「GWはアニエピカ!」も本日で6日目! 引き続き『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の情報をお伝えしてまいります。

本日ご紹介するのは3大国家のひとつ「シルトラース帝国」です。『AnnihEpica(アニエピカ)』の物語は、この国で発生した大事件から始まります。「レイウェスト皇子」「エフレム」が所属するこの国、ぜひチェックしてみてください!

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト


【黒曜子】レイウェスト・バルダス(イラスト:癸 青龍
【語らずの智者】エフレム(イラスト:赤岸K
●シルトラース帝国 特徴 ロスガリア大陸北方の大平原を支配する大国。歴史的に様々な部族が入り交じる平原を支配した経緯から、バルダス皇家を頂く絶対王政国家である。
能力至上主義を掲げ、種族・年齢・性別・身分を問わずに雇用・抜擢され、重要ポストに就くことができる。一方で、能力が劣れば過去の功績に関わらず立場を追われることもある。

国の興り、そして、歴史的背景から軍事国家としての特色が色濃く、特に、エーテルを利用した装置や魔法に関する研究に長きに渡り取り組んできた。それらの多くは軍事的利用が主とされるが、一部は僅かなエーテル適正しか有さない者でも利用できる器具として生活の一部を担っており、照明器具や加熱器具などが大陸中で用いられるようにもなっている。

大陸三大国の中では頭一つ抜けた軍事力を有し、覇道への意志を見せながらも、三国が並び立つ状況から積極的な侵略を行い難く、軍事的な拡張を進めながら機を図るに留めていた。

「征竜の盾」――それは、来るべき時まで「征竜」を刺激することなく、その時が来たらば「人類の盾」たらんとする国家指針。
人類の覇者となる道半ばに、滅びを迎えたかつての大国。

地勢・気候 極北に近い大平原を国土とするシルトラース帝国は、基本的には降雨の少ない乾燥した気候を有する。4月から9月にかけてを夏季、10月から3月にかけてを冬季と称する。極北ほどではないとはいえ、冬季の中でも12月から2月にかけては最高気温も氷点下に至るため、毛皮を利用した防寒具が必須となる。

これらの気候的理由から、同平原…

【GW企画】国紹介:リーンエス王国

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。 『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の情報を連日お届けする「GWはアニエピカ!」企画も5日目に突入しました。
本日は、ロスガリア大陸にある3大国家のひとつ「リーンエス王国」についてご紹介します。NPCの「ウィリアム王子」が所属するこの国は、どんなところなのでしょうか? ぜひご覧ください!

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト

【放浪王子】ウィリアム・リーンエス(イラスト:雀葵蘭
●リーンエス王国 特徴 ロスガリア大陸中央から南方にかけてを治める国家で、リーンエス王家を中心とした封建制を敷いている。

もとは砂漠に覆われていた土地であったが、『名もなき剣士』が『竜喰らい』と呼ばれる巨大生物を討伐した際、緑多き豊かな大地へと生まれ変わった――という逸話を有しており、その剣士の子孫が歴代の王に、そして、建国にあたり尽力した重臣たちが貴族として――特に、この頃から続く家系は『始まりの百家』とも呼ばれる――拡大・統治を続けてきた。継嗣の観点から王族・貴族ともにヒューマンであることが暗黙的に求められている。

このように建国当時から王族以外にも権限があったリーンエス王国では、長い年月とともに王族の存在感は薄れ、王家に対して非協力的な貴族領では、専横的な領主による支配が横行するようになっている。
享楽的な性質を持つものが多い貴族の存在は、音楽や詩歌、彫刻や絵画など、様々な芸術の発展に寄与しているのも事実で、王国はこれらの文化・流行については都市同盟と並ぶ発信地でもある。

このような国家が、軍事国家として成長を続けるシルトラース帝国と曲がりなりにもにらみ合いを続けることができたのは、その肥沃な大地が生み出す圧倒的な農業生産力と、それに基づく人口増大、そして、日夜バルバロイと呼ばれる蛮人たちやクリーパーに対応し続けている王室領や名門貴族の常備軍の存在に依るところが大きい。

――しかし。総合的に見て緩やかな発展はありつつも、自縄自縛に陥った大国という誹りを免れ得ない国家である。

地勢・気候 首都であるグランスパーダを中心に南北に領土を有し、大陸南西部を広く支配する。気候も穏やかで、四季を有している。ただし、砂漠に近接する地域は砂漠気候とも言うべき気候となっている。

【GW企画】ロスガリア大陸の神話 その3

●はじめに こんにちは、アルパカコネクト運営です。連日『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』情報をお届けする「GWはアニエピカ!」企画、お楽しみいただけていますでしょうか?
本日は引き続き「ロスガリア大陸の神話 その3」をお送りします。《クリーパー》との熾烈な戦い、そして歴史時代の始まりに、ぜひご注目ください!
▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト
●ロスガリア大陸の神話 その3 ・紀元前800年? 千年以上にわたる戦乱は、マテリアル界に完治できぬほど甚大な影響を及ぼした。ハーフビーストリザードマンをはじめとした様々な新種族の誕生もあったが、エーテル変質による大地と生態系の変化の方が余りに混沌を齎しすぎた。

 それでもなおマテリアル界が存続していたのは、ひとえに小さき神々が僅かなりともエーテルを与え続けた成果であったろう。逆に言えばそこまでしてようやく存続できたとも考えられる。

 かように戦況は未だ無尽蔵に流入する《クリーパー》の側に傾いてはいたが、しかし局
所的に見ればこの時、《クリーパー》に対する《授恵者》の戦力比はじわじわと優位へと変わり始めていた。
 数百年前、百の犠牲を必要とした超大型級討伐は半分で済むようになり、より多くの超大型級を狩れるようになった。エーテルの変質が世代を重ねるにつれ肉体を強固にしたという身体的要因も確かにあろう。しかし同時に、技能的な積み重ねがこの時期にようやく日の目を見たのだとも言われている。

 元より竜や《クリーパー》と比べて脆弱だった《授恵者》らは、主要な技能や討伐手順を後進の者へ教導することで命を繋いできた。その積み重ね、生き残る術の構築こそが戦力比の改善により深く影響したのだ。でなくば、そう考えねば連綿と技能を受け継いできた名もなき輩(ともがら)が報われぬではないか。そしてそう考えるに足る証拠とも言うべき技能の積み重ねが、現在の《授恵者》らにはある。

 この時代に生きる《授恵者》らもそう信じたし、この千年の重みがあったが故に彼は偉業を成すことができたのであろう。
 彼――『ジド・ルウ』の英雄譚の誕生である。

 彼はハーフリングの少年であった。
 小柄なかの種族において、青年は敵を叩き潰す力をひたすらに希求した。戦友を護る力を、理不尽を押し付けて…

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