マスター講座 実践編その3 - プレイングについて -

●はじめに

 こんにちは、前頁に引き続き担当させていただきます、ムジカ・トラスです。
 プレイヤーからプレイングを受け取ったあとは、「マスタリング」の工程に進みます。今回はそのために必要な「プレイングの読み方」についてお話しさせていただきます。

●プレイングと、プレイングシート

 まず、覚えていただきたい用語が2つあります。
 「プレイング」と「プレイングシート」です。

 プレイヤーが提出した、最大600字程度の文章が「プレイング(行動指針)」です。
 そして、プレイングを提出した時点でそのキャラクターが持っているアイテムやスキル、キャラクターの強さを表すステータス、キャラクターの設定といった「キャラクターの情報」と、先述の「プレイング」がまとめて記載されたWebページが「プレイングシート」です。
 マスターはこの「プレイングシート」を確認して、「マスタリング」と「リプレイ」に臨むことになります。

●プレイングシートの内容と読み方

 プレイングシートにはたくさんの情報が書かれていますが、大きく分けると以下のような形です。

『設定』
『アイテム』
『ステータス』
『スキル』
『プレイング』

 これらはすべて、「プレイングシートには、プレイヤーがキャラクターについて推したいことが書いてある」という前提で読むと分かりやすいでしょう。

設定

 アルパカコネクトのPBWには「設定文だけで他のキャラクターより優位になることはできない」という大前提があります。同じシナリオに参加する他のキャラクターへの配慮であると同時に、「設定だけをもって有利・不利を作ってはいけない」という、マスターへの戒めでもあります。

 プレイングシート上の設定は、肌の色や目の色、性別などの要素を除けば、プレイヤーの自由記述で書かれることが多く、内容はキャラクターごとに様々です。おおむね数百文字程度しか書けないため、キャラクターの外見や内面、来歴のすべてを語り尽くすことは難しいでしょう。
 しかし、その少ない文字数に高密度で設定が詰め込まれていたり、想像の余地を感じさせる記述になっていたりすることもあります。それらすべてを読み取れなくてはいけない、ということはありません。
 最初の取り組みとしてオススメしたいことは、「書いてあることだけを正しく読み取ることです。設定文は「どうしてもこれだけは書いておかねばならない」とプレイヤーが判断し、マスターや他のプレイヤーに向けてプレゼンテーションをしているものです。まずは、設定文から「確実に読み取れる情報」とあわせてプレイングを読む、という基本的な技術を身につけましょう。
 これは特に、マスターとして活動しはじめた早期こそ徹底していただきたいことです。
 マスター業に不慣れな時期や新しいワールドができた時に深読みをしすぎると、労多くして実りが少ないことになりがちです。まずは「書いてあること」を正しく読み取るよう心がけてください。

アイテム

 アイテムについては、「(属性など)一部項目はルールや判定に用いる」、それ以外は「キャラクターの描写」に直結するものと意識しておけば十分です。
 原則、プレイングで指定されていない限り、所持しているアイテムを描写する義務はありません。
 ですが、「キャラクターにとっての思い出の品」や、「武器として使うときの描写」、「鎧で受けた際の描写」――など、要所要所で描写してキャラクターらしさを演出する。そのための引き出しとして、『アイテム』の項目を用いるかたちが良いですね。

ステータス

 ステータスは、極めてゲーム的な項目です。
 PBWは小説・物語という商品を扱うゲームですから、ワールドごとにルールがあります。そのルールに則って設定されている「ステータス」はキャラクターの強さを表す要素であり、マスターが「判定」をする際に用いる情報です。

 特に戦闘が発生するシナリオにおいて、そのキャラクターの特徴や個性を把握するために、ステータスほど簡単で有用な情報はありません。攻撃力が高いのか、命中力が高いのか、防御に力をおいているのか……など、キャラクターがルール上「得意なこと」や「苦手なこと」を、ステータスから読み取ることができます。プレイヤーはキャラクターを育成する過程で、シナリオに合わせたり、キャラクターのイメージに合わせたりと、様々な形で取捨選択をしてステータスを伸ばしています。
 ステータスに関わる描写をすることは、プレイヤーの努力を直接的に肯定する行為でもあり、とても満足度が高くなる傾向があります。

スキル

 スキルという項目は、そのキャラクターが扱える特殊能力を表します。 大きく分類すると、
 1.戦闘方法を表現するスキル
 2.ステータスの補正に関わるスキル
 3.特技・特徴を表現するスキル
 の3つになります。

 プレイヤーは、そのキャラクターが持ついくつかのスキルの中から、参加したシナリオに合うものを選択します。 スキルは直接的にマスタリングと関わるので、PBWのルールや、スキルの効果については理解しておきましょう。もちろん、スキルのデータは自分で調べることができます。
 また、実際のマスター業務では、複雑なスキル運用を求められるケースもあります。マスター試験に合格した後は運営に質問することができますので、安心してください。

プレイング

 さて、いよいよプレイングについてお話します。
 基本的にプレイングは600字以内の文章で、いわゆる「発注内容」にあたります。自分のキャラクターがどのようにシナリオに臨むのかを端的に表した文章です。そのため、プレイングの理解や処理の結果が、お客様の満足度を大きく左右します。

 プレイングは大別すると、「キャラクターが取る行動や判断」にあたる「行動」を表す文章と、「セリフ、心情描写」などのキャラクター描写に関わる「心情」を表す文章に分けられます。
 前者はPBWのゲーム的処理、つまりマスタリング(判定)に関係する部分となり、後者の「心情」プレイングは、リプレイでの描写に関係してきます。

 ここで覚えておいていただきたいことは、プレイヤーにとっては、600文字という字数は不足しがちで、取捨選択の結果がプレイングである、ということです。また、リプレイの文字数にも制限があります。そのため、マスターにとっても、全キャラクターのすべてのプレイングを採用することは困難でしょう。
 プレイングは、あなたが提示したシナリオに対して、プレイヤーが限られた字数の中で「やりたいこと」を詰め込んだものですから、そのキャラクターがどんな気持ちでシナリオに参加し、どんな活躍がしたいのか、一番やりたいことは何なのか、よく考えながら読んでいただくと良いでしょう。

●おわりに

実際に見てみないとわからないところもあるとは思いますが、プレイングシートを構成するそれぞれの要素について、どのように向き合うかをご説明させていただきました。
 プレイングシートに記載されている情報は、非常に多岐に渡ります。しかし、要所をおさえて読み取ることができれば、ぐんと効率があがります。是非、参考にしてください!

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