【GW企画】ロスガリア大陸の神話 その1

●はじめに

こんにちは、アルパカコネクト運営です。
連休中に『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の情報を連日お届けする「GWはアニエピカ!」も、本日で3日目となりました。

本日からは、3日にわたってロスガリア大陸の神話をお届けします! 独自の神話体系もまた、ファンタジー世界の醍醐味。今回お届けするテキストは京乃ゆらさMSによる読み応えたっぷりの力作ですので、お出かけできないゴールデンウィーク中に、じっくり読み込んでみるのもよいのではないでしょうか。

なお、とりあえず世界観をサクッと知りたい! という方は「これだけ読めばオケエピカ!〜世界設定編〜」や公式サイトもご覧ください。

▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト


●ロスガリア大陸の神話 その1

 初めに神は霊智(エーテル)の澱から箱庭を創造された。
 箱庭は天地に境なく、霊智そのものであった。
 小さき神々は霊智に力を分け与えたもうた。
 霊智は天となり、地となり、光となり、闇となり、火となり、水となりて、最後に生命となった。
 神と小さき神々はこれを祝福なさった。

                 ――――創世記『序章』より

・XXXX年前

遥か原初、神は『エーテル』の澱から世界を創り出した。創造神の生み出したその世界――『マテリアル界』はエーテルに満ちた世界であった。創造神と幾柱もの神々はマテリアル界を大いに慈しみ、そこに生命を創り出した。
 初めにその地を彩る植物が生まれた。これを喜んだ幾柱もの神々――『小さき神々』は、次にその地に息づく動物を創った。植物が歌い動物が駆ける光景は、創造神をも喜ばせた。
 そうして様々な生命が天を駆け地に満ちゆくうちに、人間もまた生まれた。

『ヒューマン』『エルフ』『ドワーフ』『ハーフリング』

 四種の人間は数多の動植物と共に、神々の御許にあった。
 小さき神々がこれを祝福すると、創造神は最後に『竜』を創り出した。竜たちはエーテルに満ち万物が調和したマテリアル界をじっと見つめたのち、永き眠りについた。

 争いなき楽園の時代、それがこの神代であった。

・紀元前1800年

万物が緩やかに流転し、永久の果てまで平穏であったはずの楽園に亀裂が生じたのは、今より3000年ほど前のことであったとされる。
 マテリアル界には隣り合うように、あるいは表裏を成すように存在するもう一つの世界があった。
『アストラル界』と呼ばれるそれはマテリアル界と対を成すが如き混沌であるとされている。極めて近しい世界でありながら正反対の性質を宿す双界は、絶壁の『境界』によって隔絶され本来交わるはずのないものであった。

 されど境界は消失し、完全なる世界と混沌なる世界は互いに干渉し合うこととなってしまった。それがおよそ3000年前、混沌の時代である。

 境界を失ったマテリアル界を襲ったのは破滅と消失であった。
 アストラル界に住まう混沌の存在――這い寄るもの《クリーパー》が大挙して押し寄せ、完全であったはずのマテリアル界は崩壊した。無数の、そして巨大であった《クリーパー》は平穏であった世界をいとも容易く蹂躙し、そこに満ちていたエーテルをも喰らい始めたのだ。加えて境界消失によるエーテルの流失もまたマテリアル界に致命的な損傷を与えていた。

 ――エーテルの乱れと流失は世界そのものの崩壊に繋がる。
 この危機に際して立ち上がったのが永き眠りについていた竜たちと、マテリアル界に残っていた小さき神々であった。

 竜たちには、主たる創造神より賜った唯一にして絶対の勅があった。
 このマテリアル界が終焉の危機に瀕した時、その厄災を祓うのだと。勅を賜った竜はその直後、主が慈しんだ世界を魂に刻んだ。この世の守護者たるべしと自らの意義を忘れぬために。
 故にかような竜にとって《クリーパー》は許しがたき天敵であった。

 小さき神々にとってもこの危難は容認しがたいものであった。
 創造神と共に彼らが慈しみ、手をかけてきた愛し子。その子らがゆっくりと成熟してゆく様を見守ってきた神々が、どうして世界の崩壊に際し黙していられよう。
 神々はこの世の終焉を回避すべく、愛し子たちに一つの導きを与えることとなった。
《授恵者(レシーバー)》
 エーテルに主体的に干渉できる適性者にして、その力を用い《クリーパー》と戦う者たちの出現であった。

 小さき神々と竜と《授恵者》
 三者による《クリーパー》との生存戦争は苛烈を極め、かつて完全であったマテリアル界は次第に姿を変えていった
 無色の霊智であったエーテルは様々な色に染まり、大地は各所で混沌に飲まれた。各地の動植物は生き残るために適応という名の変質を繰り返し、それができぬ者たちは淘汰された。
 大地覆い人魔喰らう大樹海。命尽く皆乾(みなかわ)かしの大砂漠。呪魂絡め土葬する大湿地。憤怒もて焔噴く大火山。そして天地凍結す静寂の極北。

 楽園であった痕跡は僅かなものを遺して潰え、マテリアル界は荒廃した。

執筆:京乃ゆらさ
監修:アルパカコネクト

●おわりに

本日は「GWアニエピカ!」第3回としまして「ロスガリア大陸の神話 その1」をお届けしました。明日は引き続き「ロスガリア大陸の神話 その2」をお送りします。
今回は神話のいわば序章部分でしたが、明日以降は各種族に伝わる物語などもお伝えしていきます。

神話は詳しく知らなければゲームを遊べないというものではありませんが、知っているとキャラクターメイキングやシナリオの楽しみが増えること請け合いですので、ぜひチェックしてみてください!

GWはアニエピカ! 情報公開予定

  • 5月1日(金)これだけ読めばオケエピカ!~世界設定編~
  • 5月2日(土)種族について
  • 5月3日(日)ロスガリア大陸の神話 その1 本日公開!
  • 5月4日(月・祝)ロスガリア大陸の神話 その2
  • 5月5日(火・祝)ロスガリア大陸の神話 その3
  • 5月6日(水・祝)リーンエス王国について
  • 5月9日(土)シルトラース帝国について
  • 5月10日(日)エラトゥーン都市同盟について

それでは、またの機会に!

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