アニエピカ地域紹介:ディズル大湿地帯
●はじめに
こんにちは、アルパカコネクト運営です。『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』の設定情報を連日公開したゴールデンウィーク企画「GWはアニエピカ!」、皆さまご覧いただけましたでしょうか? 企画は終了しましたが、同ワールドの情報はまだまだたくさんあります!
そこで引き続き、未発表の地域情報を公開! 今回はリザードマンの居住地である「ディズル大湿地帯」についてお伝えします。キャラクター作成はもちろん、シナリオの準備や受注の準備にも、ぜひお役立てください。
▼剣と魔法のハイファンタジーPBW『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』公式サイト
●ディズル大湿地帯
特徴
ロスガリア大陸西部の「ディズル大湿地帯」。通称、「死の沼」とも呼ばれているこの土地は、神代の時代よりリザードマンたちの住まう土地である。正確には、天に溶けし征竜に切なる願いを叶えてもらいリザードマンとなる以前――蜥蜴の身であった頃よりこの土地で暮らしている。リザードマンたちにとっては良き修行の場である湿地帯についた「死の沼」という通称は、ここに採集や素材収集に訪れる人々によって名付けられたものである。
発生するクリーパーの数は多く、また、原生生物もそれに適応してか凶悪な性質を有するものが多い。
リザードマンたちにとっては修業の場として望ましい環境であっても、そこを訪れる人々にとっては死の危険と隣合わせの場所なのだ。
もちろん、リザードマンたちにとっても危険な土地であることは変わらず、彼らは比較的安全な領域を拠点に数多の部族にわかれ、日々それらの「敵」――時としてリザードマンを含めた他の人類――との闘争に明け暮れている。
闘争に至らないような些細なトラブルや、未解決事件などはリザードマンの“爪に掛からぬ”ことも多く、流れの冒険者に依頼を出すこともあるが、概して危険の伴う依頼になるため、人気が高いとは言い難い。
なお、ディズル大湿地帯には二種、超凶悪な存在として認識されている生物がいる。《泥血啜る月吸蟲》と《雲霞鳥》。前者はクリーパーで、後者は原生動物であるが、この二種の生物の対応のため、リザードマンは幾度も絶滅に瀕することとなった。
地勢・気候
海岸に接している領域は汽水、それ以外の湿地は多くが淡水によって冠水している。冠水の程度や生物の分布によって、土地土地ごとに生態系が異なっており、固有種も散在している。気候としては熱帯性が主な温暖な環境であるが、12月から2月にかけては海と王国からの冷風が流れこみ、複雑な気象と冷え込みを見せることが特徴。この時期は風も強く、湿地帯全体がやや乾燥しやすくなる。
リザードマンらは農業にも熱心なため、稲作や浮遊農場と呼ばれる特殊な農法が中心となっている。他にも湿地帯には多種多様な動植物が存在しており、存外食料には困ることはない。もちろん、時としてクリーパーが食物となることもある。
しかし、より良い種を『作る』ことに拘るリザードマンは稲や豆の交配・改良や魚粉を用いた適切な肥料の改良や新種研究など、それぞれの品種に重きを置いた研究を行っている。
歴史
基本的に大きな変化は乏しいまま湿地帯の中でリザードマンや外来の民族が生存競争を繰り広げていた、という一言に尽きる。1世紀
《泥地啜る月吸蟲》の出現。湿地帯のリザードマンすべてが協力し、「ギシュム」族がこの管理を担うようになる。3~5世紀
特殊な加工を施した葦を用いた家屋に住めるようになり、定住生活が可能になる。この頃から、顔料の作成・使用も盛んになり、様々な文様が生まれる。4~5世紀
ロスガリア大陸全土で戦争が大規模化してきた頃、湿地帯のリザードマン達も武者修行のために傭兵として外部に赴くようになる。ベテランと若者のリザードマンの二人で赴くこの旅を『マナズィール』と呼ぶ。湿原中南部において《浄魃の大蛙》と呼ばれるクリーパーが討伐される。リザードマン側の被害は千を超えており、外部の種族も含めた大討伐隊によりこれを討伐した。
これを機にリザードマンは他種族への武力協力――傭兵活動に強い興味を示すようになり、5世紀末にはフィルエス大森林への援軍が開始された。
7世紀頃
浮遊農場の確立、ならびに稲や豆などの品種改良の影響により収穫量が増加。7世紀後半、干魃と《雲霞鳥》の大量発生により飢饉に見舞われる。
11世紀頃
封印されていた《泥血啜る月吸蟲》の囲いが破られ、リザードマン総出でこの再封印を行った。リザードマンの戦士たちの半数が命を落としたとされる。他国との関係
あらゆる種族・国家と公平に交流する。それは排他的な種族であるエルフたちも同様であり、大陸内で見ればエルフと最も交流が篤い種族はリザードマンである。
●おわりに
本日はリザードマンの居住地域であるディズル大湿地帯をご紹介しました。『AnnihEpica(アニエピカ)-幻創の箱庭-』でプレイヤーキャラクターとして選択できる種族の中でも、リザードマンは馴染みの薄い方かもしれません。居住地や歴史などを押さえておくと、イメージが広がるのではないでしょうか。今後もアルパカコネクトblogでは引き続きPBW情報を発信してまいりますので、更新の際にはぜひご覧になっていただけますと幸いです。
それでは、またの機会に!